あやまればいいってもんじゃない! かな

どうでもいい話かもしれません。覚悟してお読みください。

実家に泊まり込みで、目の前の川の増水に一喜一憂して、何事も被害なく終わり、台風一過の夕方兵庫県尼崎市の実家を後にし、和歌山へ帰宅。まず実家最寄りの阪急塚口駅

台風11号の影響による、遅延、運休、などダイヤが乱れてご迷惑かけたことをお詫びします」


とテレビ型掲示板で表示されていた。で、地下鉄を乗り継いで南海難波駅でも

とお詫びしていた。

何か引っかかる。ここはあんまりあっさり謝ってほしくない。


台風が来たから、乗客乗員車両などの安全、あるいは安全確認のために、ゆっくり走ったり、間引きして走ったり、止めたりしたはずです。それは鉄道会社として当然のはず。何よりもそうするべきことをやって謝っちゃ絶対いけない。

人身事後で遅れた時にも車内アナウンスで遅れて申し訳ありませんと詫びるのを良く聞く。いや、どう考えても鉄道会社さんは被害者でしょ。(人身事故と言うとき大半は飛び込み自殺だという情報にも続く考察)謝るのはあんたじゃない。

今回の台風による遅延であれば

「乗客乗員車両などの安全を最優先として対処いたしました結果、遅延、間引き、運休をせざるを得ない状況になりました。今後とも安全を最優先とした上で、可能な限りの定時運行を目指してまいりますので乗客のみなさまには、ご理解のほどよろしくお願いいたします」

ならわかる。そうあってほしい。

これを言おうとするとけっこうきつい。謝る方がやさしいと思う。安全面を最優先した上で、可能な限りそれでも影響を最小限にした、という自信がなかったら「理解してね」とは言えない。てっとりばやく謝っちまおうということになりかねない。

でも手っ取り早く謝ってほしくない。

「風も雨もけっこうやばそうだけど、まっ、遅れるとうるさい客がいるから、いつもと同じ速度でぶっとばしてたらさー、孝子峠のトンネル出たところで倒木が線路またいでやんの、けっ、減速しないで突っ込んだら、俺の勝ち、吹っ飛ばしてやったぜ。ヘッドライトはちょっと割れたけどな」

なんて運転士がいて事故ったんなら、これは謝ってほしい。いや、誤って済む問題じゃないか。