フリクションペンの消えた文字は復活する?
フリクションを使わない人にはどうでもいい話です。でもフリクションで書いたものが、温まって消えてしまった人には役立つかもしれません。
消えてしまった字を復活させる方法があると行きつけの文房具屋のおやじさんに聞いたのでやってみました。
完璧に戻るわけではありませんが、そこそこ何が書いているかわかるぐらいにはなります。
※ ※ ※
筆者は、筆記用具としては書き味のいい「ジェットストリーム」と消せるボールペンの「フリクション」を併用している。日々の「やることメモ」などはフリクションで、ダイアリーにあれこれ記録や数値などを書き込むときには基本的にジェットストリームにしている。
なぜなら、フリクションが消えてしまうのが怖いからである。
義父の「バードウオッチング仲間」の方が、中東だったか東南アジアに探鳥と撮影の旅に行かれたそうな。そして観察記録日記は、フリクションペンで書いていた。
そこの暑さは半端ではなく、おそらく40度を軽く超えるような気温だったらしい。バードウオッチングだからもちろん屋外。砂漠か熱帯雨林で直射日光に照らされた、その世界各地を旅した貴重なことこの上ない「野鳥観察日記」の文字はどうなったか???見事に白紙になった(:_;)。
確かに。フリクションのインクが消える仕組みは摩擦熱である。特殊ゴムによる化学変化などではなく、軽くこすった程度の熱で消えるのであるから、灼熱の砂漠で放置されたノートの文字が消えてしまうのは不思議はない。
その話が頭にあったので、ダイアリーに書いている「あとで見返すつもりの各種情報」が消えてしまうということを考えるととても恐ろしい。でも書き間違いをして、線で消したりしていると汚くなるので、ついついフリクションを使うことが多くなる。
というようなことを、フリクションの替え芯を買ったついでに文房具屋のおやじさんに話をしたら
「メーカーの人が言ってましたけどね、インクが無くなった訳じゃないので、冷凍庫に入れると復活するらしいですよ。それを聞いてから、私も帳簿付けはフリクションでやっています。」
おおお。
「でも僕もまだ確かめたわけじゃないんですけどね(笑)」
ということでさっそくやってみた。
メモ用紙のあいうえおを五段書いて
がさっと消して
文房具屋のおやっさんは「冷凍庫」と言ったけれでも、ないので小型冷蔵庫の製氷室へ。
翌日見てみると薄く確かに文字が浮き出てくる。完全ではないけれども、何が書いてあるのかは十分判読できるではないか!
冷蔵庫の強度が10段階の3程度だったので10まで強めて90分ほど。うーん、少し濃くなったかなという程度。
自宅でさらに冷凍室に放り込む。けどもおおむねこれが限界かな。
何にしても、まるっきり消えてしまった文字が、十分に判読可能なレベルには復活できることは確認できました。
もっといい方法をご存じの方があれば教えてください。
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