二十年目の一年生
どうでもいい話です。覚悟してお読みください。
悲しい話だ。市駅前のコンビニで「名探偵コナン 84巻」を発売していた。連載20年突破!てなことが帯に書いていたような気がする。
- 作者: 青山剛昌
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/07/18
- メディア: コミック
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江戸川コナン、この20年いまだに小学校一年生のはずである。(40巻ぐらいしか読んでないので推測)
不憫である。そうではないか。
成長して高校生にもどってしまうと、黒づくめの男たちい正体がばれるという設定のためか、ずっと小学1年生にとどめられたまま20年。しかし、その20年間の事件の数々は小学1年生の一年間の間に起こったことということになる。
84巻の間に何回の事件が起こっただろう。一冊につき、低い目に見積もって二人しか死んでいないということにしても、過去84冊分の事件で170人の死体を拝んでいるのである。警視庁捜査一課長でもここまでも観ない。
放課後だけだと解決する時間が足りないせいか、事件は休みの日に集中する。小学生の土日や長期休みをざくっと計算すると年間150日前後だと推定される。コナン君の場合は、その休みのすべてを事件に当てているので、彼の小学校一年生のお休みの日は、ほぼ殺人事件、決死の逃避行などに費やされ、遭遇した死体が休みの日よりも多いのである。
お魚くわえたどら猫を裸足で追いかけるような日常が延々続くサザエさん的な毎日ならまだ耐えられよう。しかし、楽しいはずの休日がことごとく死体との遭遇で埋め尽くされる小学校1年生の一年間。
なんとかまっすぐに育ってくれ。コナン君